米国初の「兼業ファーストレディー」 ジル・バイデンさんが目指すキャリアとの両立

2020年11月9日 18時44分
米ペンシルベニア州で2日、集会の参加者に語りかけるジル・バイデン氏=AP

米ペンシルベニア州で2日、集会の参加者に語りかけるジル・バイデン氏=AP

 米大統領選で勝利したバイデン前副大統領の妻ジルさん(69)は、英語教師として長いキャリアを持つ。ファーストレディーとなってからも自身の仕事を続ける意向で、初めて「二足のわらじ」をはく大統領夫人となりそうだ。

◆出会いは広告に載った写真

 5人姉妹の長女としてペンシルベニア州フィラデルフィア郊外で育った。米メディアによると、自立心が強く15歳でアルバイトを始め、後に「自分で稼ぎ、自己を確立することを求めていた」と語っている。
 交通事故で前妻を失ったバイデン氏との出会いは大学生だった24歳の時。地元の広告に載ったジルさんの写真にバイデン氏が引かれ、同氏の弟の仲介で交際を開始。2人の息子がいた同氏との結婚にちゅうちょしたが、5回のプロポーズの末に承諾したという。

◆セカンドレディーの間も教壇に立ち

 博士号を持つ英語教師としてコミュニティーカレッジ(2年制大学)などで教え、バイデン氏の副大統領任期中も教壇に立ち続けた。警護係には私服を着せるなどの配慮で、セカンドレディー(副大統領夫人)に気付かない学生もいたという。一方、今回の選挙戦では「国をよりよくするために懸命に働く」と訴え、前面で夫をサポートした。
 ファーストレディーは、大統領の外遊に同伴し、国内でも各種行事に引っ張りだこの多忙な立場。その言動や生活スタイルは政権の好感度にも直結するだけに、自身のキャリアと職務の両立を図る姿にますます注目があつまる。(ウィルミントン・杉藤貴浩)

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