<宇都宮市長選>コロナなど巡り一騎打ち 現新2人 告示第一声

2020年11月10日 11時00分
 宇都宮市長選は8日告示され、新人で弁護士の須藤博さん(77)と、5選を目指す現職の佐藤栄一さん(59)の無所属の2人が立候補を届け出た。須藤さんは、立民、共産、社民の、佐藤さんは自民、公明の、それぞれ県組織の支援を受ける。新型コロナウイルス対策や次世代型路面電車(LRT)整備の見直し、多選の是非などが争点となっている。投票日は、先に告示された知事選と同じ15日。7日現在の選挙人名簿登録者数は43万377人。(原田拓哉、小川直人)
(届け出順)
 須藤さんは午前十時、宇都宮市京町の事務所前で、支援者らを集めて出発式を開いた。選対委員長の立民県連福田昭夫代表や、共闘する共産県議らが顔をそろえた。須藤さんはシンボルカラーのオレンジ色のたすきとスニーカー姿でマイクを握った。
 佐藤さんの出陣式は、支援者らを集めて午前十時から、市内の護国神社で行われた。選対本部長を務める船田元衆院議員(自民)ら、自民、公明の国会議員、県議らも駆けつけ、支援を呼び掛けた。佐藤さんは青色のジャンパー姿で第一声を上げた。

◇須藤博(すどう・ひろし)さん 77 無新 立共社
 LRT予算で感染対策

 新型コロナウイルス感染症の対策が急務だ。新型コロナを抑えて、経済活動ができるようにしないといけない。不要不急のLRTをいったん中止し、その莫大(ばくだい)な予算を新型コロナ対策に充てる。それを実現することが、出馬の大きな動機になった。
 現市政の長期化はこれでいいのか。権力は腐敗する。国政でも政治の劣化が起きている。今回のように市民と野党がしっかりと共闘できる選挙は、この市で初めてだ。この選挙で新しい市政に変えよう。
 現市政は大型公共事業などには力を入れるが、市民の命や暮らしには冷たい政治だ。これを転換したい。医療や介護の負担を少しでも軽減して、家計を助けたい。
 市政の多くの課題の解決には市民の協力が必要だ。みなさんの意見をしっかりと受け止め、それを市政に生かしたい。力添えをお願いしたい。
弁護士・市民団体共同代表(元)県弁護士会副会長▽明大

◇佐藤栄一(さとう・えいいち)さん 59 無現<4> 自
 検査体制1日1000件確保

 新型コロナウイルス対策では、市民の生命と財産を守るため、七百億円に上る多くの予算を投入してきた。今後も惜しみない対策を行い、一日当たり千件の検査体制を確保する。
 今後の課題は人口の減少だ。消費が減れば社会が縮小していく。厄介な問題には常に考えて行動することが大事。動きを止めず仕事を続ける必要がある。
 だれもが暮らしやすい街づくりには、複数の公共交通機関があるべきだ。LRTを中心としたネットワーク型のコンパクトシティーを実現し、生活者の利便性、高齢社会に対応する。ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)をそこに入れ込んでいく。
 今を生きる市民、そして、十年、二十年後の次の世代の子どもたちのために、共生社会をつくっていく。
 生きがいや夢を持って生きられるように、命を賭して頑張っていきたい。
市長・全国市長会相談役(元)日本青年会議所副会頭▽明大

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