汚染土処理施設 県、業者の申請不許可 鋸南開発 経理状況など不透明

2020年11月11日 07時37分
 鋸南町の採石会社「鋸南開発」が計画する汚染土処理施設を巡り、県は二〇一五年五月に同社が提出した汚染土処理業の申請を不許可とした。県は今月五日、同町内で住民説明会を開き、同社の経理状況に不透明な点があることなどが判断に大きく影響したと明かした。
 不許可は十月二十三日付。県が鋸南開発に出した処分通知書によると、想定される一日の汚染土搬入量に対し処理能力が追いつくか不明で、事業計画や収支計画が適切かも確認できないとしている。
 説明会は町の要望を受けて実施。「鋸南町の環境と子どもを守る会」の金木健治代表は「昨年の台風15号の被害、コロナ禍にあって心を痛める中、施設への不安で毎日過ごしてきた。我々にとって喜ばしい結果」と県の判断を評価した。
 施設を巡っては、住民らが県に操業を許可しないよう求め千葉地裁に提訴しているほか、鋸南開発に操業差し止めを求め同地裁に提訴している。県を相手にした訴訟については今月十七日に審理があり、住民側は県の主張を見た上で取り下げるかどうか判断するとした。(山田雄一郎)

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