バリアフリーで演劇鑑賞を 野田中央高演劇部 字幕表示、音声ガイドでサポート 15日、流山で

2020年11月11日 07時39分

「舞台ではじけます」とポーズを取る演劇部の部員たち=野田市の県立野田中央高校で

 目や耳が不自由な人や、車いす利用者が観劇を楽しめる「バリアフリー演劇鑑賞会」が十五日、流山市文化会館で開かれる。五年目の今年は、体を張った演技で定評のある野田市の県立野田中央高校演劇部が、お笑い満載のドタバタ劇を披露する。十人の部員たちは「新型コロナ禍の中で、少しでも元気を与えられたら」と張り切っている。(牧田幸夫)
 バリアフリー演劇鑑賞会は、障害者差別解消法の施行に合わせ、二〇一六年から県高校演劇第一地区(流山、野田、柏の三市)の高校が持ち回りで出演し始めた。野田中央高は一年目に続いて二度目の登場。
 演目は「西口少年−その時ネギは青かった2020−」(駒崎佳子作)。二十年前に県立柏高校の生徒が書いた作品で、ある高校の「電子工学部」の部長に彼女ができたことをきっかけに、他の部員たちも女子にもてようと悪戦苦闘する青春物語だ。
 男は頭脳より体力とばかりに、延々と腹筋を続けるシーンもあり、日々の練習では筋トレも欠かせないメニューだ。部長の岩間舜弥さん(二年)は「若さは素晴らしいというところを見せたい。コロナで家にこもりがちの人が、体を動かしたくなるような舞台にできたら」と話す。
 また来春定年退職を迎える顧問の石山清貴教諭(59)にとっては、今年が最後の指導。「今は静かな芝居が多いので、生徒たちの肉体を使った表現は新鮮に映ると思う。楽しみにしてほしい」
 当日は研修を受けた三市の高校演技部の生徒が障害者の鑑賞をサポートする。聴覚障害者にはタブレット端末を提供し、せりふを字幕表示。視覚障害者にはラジオとイヤホンを貸し出し音声ガイドを実施。せりふの合間に衣装や場面の様子などを説明する。また車いすや補助犬同伴者には必要なスペースが設けられる。
 参加無料だが、事前申し込みが必要。新型コロナウイルス感染防止対策で入場者を二百人程度に制限する。問い合わせは流山市文化会館=電04(7158)3462=へ。

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