多彩なアート作品で元気を ミューザ川崎で21日まで展覧会 障害ある作家ら制作

2020年11月12日 07時28分

知的障害のある作家らが制作した「Colorsかわさき2020展」=幸区で

 知的障害のあるアーティストらの育成、発掘を目指す展覧会「Colors(カラーズ)かわさき2020展」が十一日、JR川崎駅西口のミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)で始まった。会期は二十一日までで、閉会後にはインターネットで全作品を無料公開する趣向も。新型コロナウイルスの影響で、作品発表や鑑賞の機会が失われており、「アートで元気を!」との願いを込めた。
 展示しているのは、市内の障害者施設などで活動するアーティスト七十九人と、市立特別支援学校の児童生徒五十二人の作品。障害者の自信や経済的な自立につなげるため、一部の作品を対象に、来場者から購入希望額の入札を受け付けて販売を支援する。
 アートディレクターを務めるNPO法人studio FLAT(スタジオ・フラット)理事長、大平暁(おおだいらさとる)さん(49)は「障害があっても、サポートがあれば表現活動はできる」と語る。
 たとえば、重い障害のある山本健吾さん(28)は、「軌跡」と題し、はさみでチップ状にカットした色紙を貼り付けていく「コラージュ」と呼ばれる絵画の技法で作品を仕上げた。
 いろいろ試し、何が得意かを探るうちに、はさみを上手に使うことや、色づかいの魅力が見いだされたという。今夏は、ミューザ川崎シンフォニーホール会報誌の表紙も飾った。
 展覧会は午前十時〜午後六時。十六日休館。入場無料。ネットで公開する「おうちでColorsかわさき展」は二十四日正午から。
 問い合わせは、主催の市文化財団=電044(272)7366=へ。 (石川修巳)

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