「古道成寺」恋の執念を舞う 出雲蓉、26日に舞踊会

2020年11月13日 08時01分

「古道成寺」を披露する出雲蓉

 地唄舞の出雲蓉が二十六日午後六時から東京・国立能楽堂で、「古道成寺(こどうじょうじ)を舞う」と題した舞踊会を開く。四月に開催予定だったがコロナ禍で延期となり、その振り替え公演。
 上方発祥の地唄舞は、室内舞踊として発展、支持されてきた。出雲は初代西崎緑、神崎ひでに師事後、一九七四年に出雲蓉と改名。その後、静かな動きが特徴の地唄舞の表現を究めるため、パントマイムを巧みに振り付けに取り入れ、独自の「舞夢(マイム)」を編み出した。
 今回のテーマ「古道成寺」では山伏、娘など四役を舞い分ける。ヤマ場では蛇になり、鐘を焼き尽くす娘の恋の執念を、蛇のウロコに見立てた衣装と道具で表す。「舞夢で表現する娘の情念を感じてほしい」と話す。幕開けの義太夫「祝言三番叟(さんばそう)」では「疫病退散、天下太平を祈る翁(おきな)の気持ちを込めて舞いたい」と意欲を見せる。人間国宝、野村万作による狂言「水汲」もある。
 出雲蓉の会=(電)090・2763・4726。 (ライター・神野栄子)

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