<山崎まゆみのようこそ!バリアフリー温泉>ホテル北野屋(天橋立) 車いす横付け、絶景風呂

2020年11月17日 08時20分

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 日本三景の一つ「天橋立(あまのはしだて)」は、京都府北部の宮津市にあります。「海の京都」と呼ばれる観光圏の中心的スポットです。天橋立は宮津湾と阿蘇海(あそかい)に横たわる全長三・六キロの砂地に五千本の黒松が生えています。文珠山(もんじゅさん)の山頂にある展望所「天橋立ビューランド」から股のぞきをすると、龍が天に舞い上がる姿に見える自然の造形は「飛龍観」という愛称で親しまれています。
 展望所への移動手段はリフトとモノレールです。モノレール=写真<1>=は車いすやベビーカーでも乗車しやすいようにとつくられました。展望所までのぼると海風が吹き上げます。宮津湾も阿蘇海も空も、どこまでも青く、気持ちまで晴れ渡るようです。
 展望所には観覧車やサイクルカー、メリーゴーラウンドなど遊園地の要素もあり、ウッドデッキやレストラン、カフェで休息も取れます。このエリアは車いすやベビーカーでもスムーズに移動できます。私が訪ねた時には三世代の家族旅行の笑顔を見かけました。

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 天橋立は天橋立温泉からも一望できます。ホテル北野屋の客室からは真横から見えます。完全なバリアフリーとはいかないまでも、利用しやすい和洋室=同<2>=があります。

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 特筆すべきはテラス付きの貸し切り露天風呂「玄武の湯」=同<3>。玄関から段差なく車いすのまま移動できます。脱衣所は広く、湯船に車いすを横付けできます。そこには腰掛けられる檜(ひのき)のスペースがあります。
 横付けした車いすから、檜のスペースに移ります。そして身体を回転させて、足から温泉に入るんです。湯船の中は一部が階段状になっており、徐々に温泉に漬かることができます。この流れで入浴すれば、慣れていない家族でも介助しやすい、そんなお風呂なのです。
 バリアフリー対応の貸し切り風呂は眺望まではかなわないことが多いのですが、ここからは天橋立が望め、ゆるやかな潮風も届きます。
 カニのおいしいシーズンです。来年はいい年になるよう祈りながら、「飛龍」を眺めてみませんか。

◆データ

<ホテル北野屋(天橋立温泉)> 京都府宮津市文珠100 和洋室は1泊2食1人3万円〜。貸し切り露天風呂「玄武の湯」1回50分3000円(要予約)電0772(22)4126
<天橋立ビューランド> 入園料大人850円、子供450円。

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