<科学編>人工衛星増加 ぶつかる危険   

2019年9月28日 02時00分

欧州宇宙機関の地球観測衛星の想像(そうぞう)図=欧州宇宙機関提供・共同

 ヨーロッパの国々が共同でつくる欧州宇宙機関(おうしゅううちゅうきかん)(ESA)は、地球の風を観測(かんそく)するため昨年打ち上げた人工衛星(じんこうえいせい)「アイオロス」が別の衛星とぶつかりそうになったため、よける操作(そうさ)をしたと発表しました。
 相手はアメリカのスペースXという会社が、世界中に空から高速インターネット通信を提供(ていきょう)しようと今年5月に打ち上げた60基(き)のうち1基です。スペースXは最終的に1万2000基の衛星で地球を取りかこむ計画です。
 通信や観測のための衛星は今後もいろいろな国や会社が打ち上げ、多くは同じような高さを飛ぶため、宇宙の混雑(こんざつ)はひどくなりそうです。しかし“交通ルール”はまだありません。こわれてごみになる衛星も増(ふ)えます。ぶつかる危険(きけん)を計算し、よける操作まで自動で行うようなシステムが将来(しょうらい)へ向けて必要とされています。

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