<新型コロナ>茨城県は過去最多の55人が感染 土浦市桜町の「夜の街」クラスターが押し上げ

2020年11月18日 07時30分
 茨城県内の新型コロナウイルスの感染者が17日、ついに1000人を突破した。県は同日、新たに55人が感染したと発表。1日当たりの感染者数は、14日の40人に続いて過去最多を更新した。大井川和彦知事は臨時の記者会見を開き、「今、感染の大きな波が来ている。第3波なのかなとも思う」と述べた。現在の最大の懸案には土浦市桜町の「夜の街」で発生しているクラスター(感染者集団)を挙げた。(出来田敬司、宮尾幹成)
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「土浦関連のクラスターを抑え込むことが目下の最大の課題」と話す大井川知事=茨城県庁で

 大井川知事は、5~17日の2週間の陽性者数が、直前2週間の5倍超の253人に上っていると説明。土浦市桜町1、2丁目の繁華街で発生したクラスターと、県南の飲食店が発端となった外国人コミュニティーのクラスターが押し上げたとの見方を示した。
 土浦市桜町では、「パブHEAT」「パブHEAT2」「LotuS」「パブ シャイン」の少なくとも4店でクラスターが発生し、県が集中検査に乗り出す事態となっている。
 大井川知事は「土浦のクラスターを是が非でも抑え込む」と強調した。
 「第3波」とみられる兆候は5日にあった。ほぼ1カ月ぶりに県内の感染者が10人の大台に乗って以降、6、9、10日を除いて連日の2桁が続いた。
 県民向けの感染対策は11日に「ステージ3」へと引き上げられたが、今のところ医療態勢の逼迫は免れている。16日現在、病床の稼働率は27・5%。ステージを判断する指標としては、4段階で最も低いレベルとしている。
 大井川知事は会見で、外出自粛や飲食店の時短営業の要請については「考えていない」とした。ただ、北海道のように、札幌市内の不要不急の外出を控えるよう要請する都道府県もあり、状況によっては対応を迫られる可能性もある。
     ◇
 県が17日に発表した新規感染者55人のうち、クラスターが発生した土浦市桜町の飲食店の利用客らが4人、県が実施している集中検査による陽性判明は2人だった。県内の感染者は計1032人になった。
 桜町の集中検査では17日現在、230人の検査を終え、11人の感染を確認している。
 ほかに土浦市職員らの感染が判明している。
 55人の居住地の内訳は、土浦市の14人のほか、つくば市7人、牛久市6人、取手市と古河市が各5人、阿見町4人、小美玉市と県外が各2人、常総市、神栖市、かすみがうら市、守谷市、坂東市、笠間市、石岡市、水戸市、龍ケ崎市、つくばみらい市が各1人となっている。
 また県と水戸市は、6人が退院し、3人が軽症者向け宿泊療養施設を退所、11人が自宅療養を終えたと発表した。退院などは計794人になった。

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