和牛ステーキに大喜び 熊谷の小学校で給食 畜産農家支援の補助金活用

2020年11月18日 07時13分

客と接客係に分かれて給食を楽しむ6年生の児童ら =熊谷市の妻沼小学校で(一部画像処理)

 熊谷市の妻沼小学校で5日、給食に県産ブランド牛「武州和牛」のステーキが振る舞われた。併せて6年生59人は講師を招いてのテーブルマナー教室にも取り組み、いつもと違う給食を楽しんだ。 (渡部穣)
 和牛サーロインステーキ(百グラム)は全学年の児童と教職員分を用意。新型コロナウイルスの影響で牛肉の消費が落ち込む中、畜産農家を支援するための国の補助金を活用した。
 テーブルマナー教室は、修学旅行などが中止になった六年生のため、「思い出になることを」と企画された。世界的に活躍したパティシエの武井一仁さんを講師に招き、給食の時間と家庭科の授業の二時間を使ってナイフやフォークの使い方、接客マナーなどを学んだ。
 給食のメニューは他学年と同じながら、六年生は二クラスが客と接客係に分かれてレストランのように演出。野菜コンソメスープから始まり、牛乳とバターロール、サラダ、和牛ステーキのオニオンソースがけと、コース料理のように順番に提供していった。ナイフやフォーク、食器も普段の給食用ではなく、武井さんが知人のレストランから借りたものを使った。
 また、デザートには六年生だけ特別に、武井さんオリジナルのシフォンケーキを用意。最初は緊張気味だった子どもたちも、料理の味に気持ちがほぐれて次第に笑顔が広がり、武井さんがケーキの飾り付けを披露すると「すごい!」と拍手も湧き起こった。小林綾乃さん(12)は「とってもおいしかった。マナーはこれから先も役に立つし、良い思い出になった」と笑顔だった。
 料理を担当した栄養教諭の本田恵美子さんは「準備は大変でしたけれど、子どもたちに喜んでもらえて良かった」とほほ笑んだ。清水修校長も「今年しかできない、特別のイベントができた」と話した。

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