渋川市の公共施設に補助犬トイレ 「障害者 外出しやすく」 県内初
2020年11月18日 07時14分
渋川市は障害者を助ける補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)用のトイレを市内五カ所の公共施設に設置した。渋川ロータリークラブから寄贈された。補助犬トイレを公共施設に設置するのは県内では初めて。 (渡辺隆治)
伊香保温泉の観山広場と神社下、市役所第二庁舎一階、市民会館の四カ所のトイレには屋内用として補助犬トイレのサイン表示や、補助犬が使う場所を汚さないようにするシートの保管装置、専用のごみ箱を設置した。市役所本庁舎駐車場には、屋外用として二・二メートル四方のスペースの三方を高さ一メートルのパネルで囲み、補助犬トイレの表示を掲げた。事業費は百五十万円。
駐車場で行われた寄贈式で、高木勉市長は「障害者が補助犬と一緒に外出しやすいまちづくりに役立てる」とあいさつ。同クラブの斎藤清海会長は取材に「まずは補助犬の認知度を高めたい」と話した。
市は「共生社会実現のまち」を掲げ、あらゆる差別をなくすため、各種団体との共同宣言署名や啓発パンフレット作製、研修事業開催などに取り組んでおり、補助犬トイレ設置はその一環。
PR情報