<くらし編>秋告げる「おわら風の盆」

2019年9月13日 02時00分

「おわら風の盆」で、編み笠を目深にかぶって舞う女性たち=1日、富山市で

 弦楽器(げんがっき)の三味線(しゃみせん)や胡弓(こきゅう)の音色に合わせ、編(あ)み笠(かさ)を目深(まぶか)にかぶった男女が舞(ま)う「おわら風の盆(ぼん)」が1日から3日まで、富山(とやま)市八尾町(やつおまち)で行われました。秋の訪(おとず)れを感じさせる涼(すず)しい風が吹(ふ)く中、3日間で約17万5000人の観光客が、優雅(ゆうが)な踊(おど)りに酔(よ)いしれました。
 江戸(えど)時代から約300年続く行事で、そろいの浴衣(ゆかた)や法被(はっぴ)を着た男女が、石畳(いしだたみ)の古い町並(まちな)みを歩きながら、ゆったりとした踊りを披露(ひろう)。日が暮(く)れると、数千のぼんぼりがともされ、町全体が厳(おごそ)かな風情(ふぜい)に包まれました。
 兵庫(ひょうご)県から来た男性(だんせい)(71)は「女性の踊りが優美で、夜の雰囲気(ふんいき)と合わせてロマンチックだった」と話していました。
 「おわら風の盆」には、収穫(しゅうかく)前の稲(いね)が風水害に遭(あ)わず、豊作(ほうさく)になるようにとの願いが込(こ)められています。

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