市施設予約システム ふれあいネット、大量の不正動作 市が業務妨害容疑で告訴

2020年11月19日 07時14分

野球場の利用予約システムで、大量に不正な動作が行われた「ふれあいネット」

 川崎市の公共施設利用予約システム「ふれあいネット」上で七月、不正なログイン動作によって市民らのアカウントが大量にロックされた問題で、市は十八日、住所氏名不詳のまま、偽計業務妨害の疑いで川崎署に刑事告訴したと発表した。 (安藤恭子)
 告訴内容は七月七日、ふれあいネットに登録している市民や団体の約千三百件のアカウントに対して、何者かがログインの失敗動作を計約四十四万五千回実行し、市内二十の野球場利用に係るシステムでの公平な抽選と予約を不能にするなど業務を妨害した疑い。
 市によると、市民や団体には七ケタの利用者番号が割り振られており、パスワードの入力を五回誤るとアカウントがロックされる仕組み。七月七日は二十四時間、特定のIPアドレスからログインと失敗が繰り返されていたといい、市民から「アカウントがロックされた」との問い合わせが市に相次いでいた。
 代替手段として始めた市ホームページ(HP)での利用受け付けも、これまで月平均三千件程度だったところ、八月は約九万件、九月は十五万件超と異常な数の申し込みが寄せられた。
 市は、パブリックコメントなどの運用にも支障が出かねないとしてHPでの受け付けをやめ、現在ははがきか持参での申し込みに切り替えている。
 市は「今も野球場利用にふれあいネットを活用できず、業務への支障は続いている。このような悪質な行為は市として看過できず、厳重な処罰を求める」(市民文化局)としている。

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