取り壊し予定の足利市民会館 N響定期公演 2月開催 28日からチケット販売

2020年11月19日 07時27分

ヘルベルト・ブロムシュテットさんの指揮で大盛況だった昨年のN響定期公演=足利市で(主催者提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で本年度の開催が危ぶまれていた足利市のNHK交響楽団(N響)定期公演が来年二月二十日に開催されることが決まった。都内の拠点会場でN響が行う公演と同一プログラム、同一スタッフの「定期公演」は北関東唯一。「文化芸術のまち」をうたう同市の象徴的行事で、関係者は開催に胸をなで下ろしている。会場の足利市民会館は来夏以降の取り壊しが決まっており、ラスト公演となる。 (梅村武史)
 足利市とN響は、一九六〇年代から不定期の特別公演で信頼関係を醸成してきた。市民会館大ホールの音響も高く評価され、九七年、当時の市長が定期公演開催の覚書を交わした。九九年六月の第一回から毎年開催され、今回で二十二回目となる。
 市民会館は男女共学の県立高校用地として県に提供されることが決まり、来年七月以降に解体される。同施設での定期公演は最後になる。来年度以降の開催は協議中という。
 市制百周年記念事業の冠が付く今回の演目は、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、シューマンの交響曲第3番「ライン」など三曲のプログラム。指揮をN響首席指揮者ハーヴォ・ヤルヴィさん、ピアノをルドルフ・ブッフビンダーさんが務める予定。
 定員の千四百五十二席を半分に制限し、換気も徹底する。周東勇館長は「N響が来ることは足利の魅力の一つで市民の期待も大きかった。開催できてほっとしている」と話した。
 公演は午後三時開演。チケットは三千〜六千円で全席指定。十一月二十八日午前十時から市民会館のほか、佐野市文化会館、桐生市市民文化会館、太田市民会館などで販売。
 問い合わせは足利市民会館=電0284(41)2121=へ。

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