聖火の灯(ともしび)「来年こそ」 リレートーチ 都庁で再展示

2020年11月3日 07時36分

来年の大会を前に再公開された聖火リレーのトーチと、見学にきた竹宇治聡子さん=都庁で

 東京五輪とパラリンピックの聖火リレーのトーチが2日、約1年2カ月ぶりに都庁第一本庁舎2階の大会PRコーナーに登場した。新型コロナウイルスの影響で大会が1年延期となる中、仕切り直しの再展示となり、来庁者からは「来年こそは」と期待の声が相次いだ。トーチは10日まで都庁で公開された後、来年7月3日まで都内全62区市町村を巡回する。
 トーチは高さ71センチ、重さ約1キロのアルミ製。素材の一部には東日本大震災の仮設住宅の資材が使われている。上から見ると、桜の花びらの形にみえるデザインになっている。
 大会1年前だった昨年7月10日〜8月25日、都庁に展示されたが、聖火リレースタート直前の今年3月に大会の延期が決まり、その後は都庁内で保管されていた。昨年の公開ではトーチを手に写真撮影できたが、今回は触れることはできない。
 2日は聖火ランナーの予定者で、1960年ローマ五輪競泳女子100メートル背泳ぎ銅メダリストの竹宇治(旧姓・田中)聡子さん(78)=北区=も来場。64年東京大会にも出場し4位だった竹宇治さんは江戸川区で30年以上、ぜんそくを持つ小学生を対象にした水泳教室を開いており、公開されたトーチを前に「早く子どもたちに走っている姿を見せたい」と目を輝かせた。
 五輪聖火リレーの新日程は、来年3月25日に福島県をスタート。都内は7月9日〜23日、約1200〜1350人のランナーがつなぐ。パラリンピックの聖火は8月12日から採火イベントが始まり、都内では20日から24日までリレーが行われる。(岡本太)

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