東京の新型コロナ警戒度を最高レベルに 「この増加比が続けば1日1000人に」

2020年11月19日 22時14分

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、記者会見する東京都の小池百合子知事 =都庁で

 東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに534人報告されたと発表した。1日の感染者が500人を超えるのは初で、前日に続き過去最高を更新。都は感染状況を評価する都独自の警戒度を、4段階で最も深刻な「感染が拡大している」へと2カ月ぶりに引き上げた。小池百合子知事は臨時会見を開き「年末年始を迎えて増える会食時の対策を徹底してほしい」と強調した。(小倉貞俊)
 会見で小池知事は「5つの小(こ)」と記したパネルを掲げ、会食時の感染防止対策を提案。「小人数(こにんずう)で小一時間程度にとどめ、小声で楽しんで。料理は小皿に分け、小まめにマスク、換気、消毒。これを強く意識してほしい」と呼び掛けた。
 都によると、18日までの7日間平均の新規陽性者数は325・7人と前週の244・3人から大幅に増加し、増加比も前週の133%になった。
 警戒度の引き上げを決めたモニタリング会議で、大曲貴夫(のりお)・国際感染症センター長は「この増加比が4週間続けば、1日あたりの新規陽性者数は3倍の1020人程度と極めて深刻な状況になる」と指摘した。感染経路別では前週と同じく、同居人からが4割超と最多で、家庭内へのウイルス持ち込み防止が課題に。感染者増に伴って重症化リスクの高い高齢者の感染も増えており、大曲氏は「高齢者の感染機会を減らす必要がある」と警戒を促した。
 医療提供体制の警戒度は重症者が40人程度で推移しているため、2番目に深刻な「体制強化が必要である」に据え置き。ただ前週まで1000人前後だった入院患者数が1300人超まで増加したことから、重症病床を現在の150床から300床に増やす準備を始める。入院病床総数は現在、2640床としている。
 
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