<新型コロナ>横浜国立大がアプリ開発 密回避、バス混雑状況を把握 相鉄2路線で試験導入

2020年11月20日 08時43分

スマートフォンに表示される「YNUダイナミックバスマップ」の画面

 横浜国立大(横浜市保土ケ谷区)が、バスの現在の混雑状況をスマートフォンやパソコンから把握できるアプリ「YNUダイナミックバスマップ」を開発し、キャンパス周辺を走る相鉄バスの二路線で試験導入している。期間は三十日までと、十二月十四〜二十五日(いずれも土日祝日は除く)。 
 主な利用者である学生や教職員の新型コロナウイルスへの感染リスクを減らす狙い。ベビーカーや車いすを利用する周辺住民らの負担を軽減させる効果も期待する。周辺を走る市営バスは現在の位置は表示するが、混雑状況は表示しない。アプリは、地図にバスの現在の位置を示し、混雑状況を赤、黄、青の三色に分けて表示する。混雑状況は、乗客が持つスマートフォンが発するWi−Fi電波を検知するセンサーをバスに載せ、割り出しているという。
 開発した同大の「持続可能なモビリティシステム研究拠点」の西岡隆暢氏は「混んでいるバスが分かれば避ける選択肢が生まれる。混雑を避けたいニーズはコロナで加速するはず」と話す。問い合わせは同拠点=電045(339)4247=へ。(米田怜央)
※YNUダイナミックバスマップにつながるサイトはこちら

◆感染リスク下げる観光モデルに 大山地域と箱根町で実施

 県は、新型コロナウイルスの感染リスクを下げる観光振興策として、情報通信技術(ICT)を使った三つのモデル事業を採択した。大山地域(伊勢原市、秦野市、厚木市)と、箱根町で実施する。
 大山地域では20日から、大山ケーブルカーの駅に人工知能(AI)を搭載したカメラを設置し、小田急電鉄のアプリ「EMot」(エモット)で混雑状況を配信する。また、来年1〜3月に計5回、大山阿夫利神社からの夜景や付近の散策の様子などをライブ配信する「オンラインツアー」を実施する。
 箱根町では来年1月、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイを結ぶ早雲山駅にAIカメラを設置し、同駅の混雑状況と観光名所の大涌谷の駐車場の利用状況を、箱根町観光協会の公式サイト「箱根全山」と町内のデジタル看板に掲載する。
 県国際観光課は「混雑を避けながら、楽しく旅行を楽しんでほしい」と話している。 (志村彰太)

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