調布の道路陥没、リニアでも同じ不安 沿線住民が要望書

2020年11月21日 09時09分
国交省の担当者(左)に要望書を手渡す市民団体代表ら

国交省の担当者(左)に要望書を手渡す市民団体代表ら

 東京都調布市の東京外かく環状道路(外環道)トンネル工事のルート上で起きた陥没事故を受け、リニア中央新幹線の建設に反対する「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」など4団体は20日、同様の事故が起きる可能性があるとして、工事認可の取り消しなどを求める要望書を国土交通省に提出した。
 要望書では、リニア新幹線も外環道トンネルと同じく深さ40メートル以上の大深度地下で工事をするため、「ともに事業者は『大深度工事は地表に影響しない』と言い続けてきた。安易に使用を認めた国交省の責任も重大」と指摘。大深度地下法の廃止なども求めた。
 「リニアから住環境を守る田園調布住民の会」の三木一彦代表(63)によると、調布市の陥没後、工事の危険性を楽観視していた住民もショックを受けているという。三木さんは「国交省は住民の不安を『抽象的な危惧感にすぎない』と言ってきたが、具体的な危険性が明確になった」と訴えた。
 国交省は2018年、品川区から大田区、世田谷区、川崎市を経て、町田市に至る33・3キロの大深度地下利用を認可した。(宮本隆康)

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