オスプレイが初めて敷地外を試験飛行 木更津駐屯地から相模湾まで

2020年11月20日 20時48分

陸上自衛隊木更津駐屯地を離陸し初の敷地外飛行を行ったオスプレイ=千葉県木更津市で、本社ヘリ「おおづる」から

 陸上自衛隊の木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備されている垂直離着陸輸送機V22オスプレイが20日、配備後初めて敷地外を試験飛行した。防衛省によると、東京湾南部から相模湾にかけての上空を飛び、トラブルはなかった。試験飛行を続けるほか、各地の演習にも参加する計画で本格的運用を目指す。

飛行する垂直離着陸輸送機V22オスプレイ=本社ヘリ「おおづる」から

 20日午後零時20分ごろ、両翼のプロペラを回転させたオスプレイは数分間ホバリングした後、東京湾に出て南西方面に飛び去った。約30分後、駐屯地に戻った。

東京湾上空を飛行するオスプレイ=本社ヘリ「おおづる」から

 今回飛行したのは7月に暫定配備された2機のうちの2機目。日本独自仕様となっている搭載装備品の機能などを確認するため、24日以降も駐屯地の内外で飛行を続ける。1機目はホバリング中に潤滑油の再点検を促す警告表示が確認されたため飛行を中止し、現在も点検、整備中。
 飛行終了後、渡辺芳邦市長は「今後も防衛省に安全な運用を求め、市民の負担を軽減できるよう基地対策に全力で取り組む」とコメントした。

初の敷地外飛行を行ったオスプレイ。奥は横須賀=本社ヘリ「おおづる」から

 防衛省は南西諸島防衛のため陸自オスプレイ計17機を導入予定。本来の配備先は佐賀空港(佐賀市)だが、地元との協議が難航。暫定配備を5年間とする条件で木更津市と合意した。(山田雄一郎)

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