外して、飲んで、また着けて… 「マスク会食」は定着するのか

2020年11月21日 09時26分

「マスク会食」を勧める神奈川県配信の動画(県公式ユーチューブチャンネル「かなチャンTV」より)

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、政府は「Go To イート」事業を続ける一方、食事中も会話時はマスクを着ける「マスク会食」を呼び掛ける。田村憲久厚生労働相は20日、飲食用の透明なフェースシールドを披露した。マスク会食には飛沫を防ぐ効果が期待され、感染拡大を防ぐことができるという。(藤川大樹、土屋晴康)

◆「新しい会食マナー」と推奨

 政府は感染リスクが高まる「5つの場面」として、飲酒を伴う懇親会や、大人数・長時間の飲食などを挙げる。ただし飛沫が飛び、感染リスクを高めるのは会話だ。
 神奈川県によると、「マスク会食」は黒岩祐治知事が8月ごろから提唱してきた。県は「会食時の新マナー『マスク会食』」という動画を公開し、飲食の際はマスクの耳ひも部分を持ってゆっくり丁寧に外し、食べたり飲んだりした後で再び着用して会話を楽しむよう呼び掛けている。

神奈川県配信の動画(県公式ユーチューブチャンネル「かなチャンTV」より)

 新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は9日、感染拡大を防ぐ緊急提言を発表した際、やり方を実演して、「マスク会食」を呼び掛けた。東京都の小池百合子知事も19日の臨時記者会見で、会食時の感染防止対策の1つとして「小まめなマスクの着用」を掲げた。

◆「家に帰って飲んだ方が…」

 新しい会食方式は定着するのか。JR新橋駅前にいた立川市の女性会社員(22)は「今度やってみたいです。高齢の祖父母と同居してるので、自分が感染したら大変。マスクをして食事するのはそんなに苦に感じない」と前向き。
 一方、台東区の会社員男性(47)は「そこまでして飲みたいとは思わない。おとなしく家に帰って飲んだ方がいい」。埼玉県上尾市の会社員男性は「最初は気を付けていても、みんな酒が入ると気が緩んでしなくなるのでは」と話した。

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