バイデン氏、史上最高齢の大統領へ 78歳誕生日、注目される健康状態

2020年11月22日 06時00分

バイデン前米副大統領=10日、デラウェア州ウィルミントン(AP=共同)

 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選で勝利した民主党のバイデン前副大統領が20日、78歳の誕生日を迎えた。過去最高齢だったレーガン元大統領の退任時年齢(77歳)を来年1月20日の就任時点で超え、米史上最高齢の大統領となる。自らの健康維持が円滑な政権運営上の「課題」となりそうだ。
 バイデン氏は誕生日当日も新型コロナウイルスの検査を受け、陰性だったと明らかにした。選挙戦中から現在まで新型コロナを含め健康問題には細心の注意を払っている。
 本人は常に健康をアピールし、昨年には病歴に関するメモを公表するなど問題がないことを強調。集会では小走りで登場してみせる。ただ演説ではプロンプターを使用し、オバマ前政権の副大統領当時と比べると対応がおぼつかなくなっているとの指摘もある。大統領選直前の、トランプ大統領との候補者討論会では、終盤に明らかに疲労の色が隠せなかった。
 米大統領は内政、外交で激務をこなし、世界最強の米軍の最高司令官で核のボタンも握る。米紙ウォールストリート・ジャーナルは社説で「史上最年長の大統領として、その認知状態は頻繁に臆測されている」と指摘し、健康状態について透明性を高めるよう求めた。
 1期目満了時点で82歳。歴史的には病気で任期を全うできなかった大統領もおり、副大統領となるハリス氏(56)は、不測の事態にも備える必要がある。

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