壺春堂の「扁額」お披露目 皆野町出身・故金子兜太さん生家

2020年11月23日 07時42分

壺春堂の扁額を披露する兜太・産土の会の菊池会長ら=皆野町の旧壺春堂医院で

 二〇一八年に九十八歳で亡くなった皆野町出身の俳人金子兜太さんの生家「旧壺春堂(こしゅんどう)医院」で二十二日、国有形文化財登録の記念式典が開かれた。金子さんの功績を後世につなげようと地元で活動する一般社団法人兜太・産土(うぶすな)の会のメンバーをはじめ、金子さんとゆかりのある人々ら約三十人が出席した。
 同会は、交流の場として壺春堂をさらに発展させたいと、堂の扁額(へんがく)制作を企画。今年七月二十日から八月三十日、七十万円を目標にクラウドファンディング(CF)を通じて資金協力を呼び掛けたところ、目標を上回る七十五万一千円が寄せられた。
 扁額はスギ材で横六十センチ、縦二十八センチ。熊谷市出身の書家根本知(さとし)さんが揮毫(きごう)した。式典では扁額の除幕式もあり、同会の菊池政文会長は「新たなシンボルが生まれた」と喜びを語った。根本さんも「兜太さんの力強さと、兜太さんの父、伊昔紅(いせきこう)の繊細さを調和した表現ができた」と話した。
 式典に続き、講演会があり、根本さんが「金子兜太の句と書」と題して、金子さんの業績を地元とのかかわりも含めて解説。一級建築士の渡辺義孝さんが、壺春堂の魅力と歴史的な価値などについて説明した。 (久間木聡)

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