GoTo札幌、大阪停止へ 予約済みへの割引は適用せず 出発分は容認で調整 

2020年11月23日 21時37分

報道対応を終え、引き揚げる北海道の鈴木直道知事=23日夜、北海道庁

 政府は23日、新型コロナウイルス感染拡大が深刻な札幌市、大阪市などを対象に、観光支援事業「Go To トラベル」の予約を一時停止する調整に入った。都道府県単位ではなく地域を細分化し、経済への影響を最小限に抑える。焦点となっていた予約済みの旅行の扱いについては割引を適用せず、キャンセル費用は国が補償する方向だ。予約停止地域の住民がほかの地域へ出発する旅行は、引き続き割引利用を容認する案を軸に検討している。
 全国知事会は23日、GoTo見直しの具体策を早く示すよう政府に求める緊急提言をまとめた。政府は他の感染拡大地域も停止するかどうか知事と協議を進める。
 北海道の鈴木直道知事は23日、札幌市の一時停止を検討すると表明。停止期間は、政府の新型コロナ対策分科会で提言があった3週間を基本に検討する。大阪府の吉村洋文知事は民放番組で、27日からの一時停止を国に要請する考えを示した。「より効果的に対策するなら(特に感染状況が深刻な)大阪市内の受け入れを停止するべきじゃないかと思う」と述べた。
 GoToについて、政府の分科会は今月20日、都道府県の「一部区域除外」も検討するよう提言。全国知事会は23日、同じ都道府県内でも感染状況には差があり、地域限定の選択肢を認めることを政府に求めた。
 政府は停止が決まった場合、予約済み旅行も割引を適用せず、通常料金とすることで解約を促す方針だ。キャンセル料負担が発生しないようにした上で、食材などの手配で旅行会社や宿泊施設に損失が出た場合は国が補てんする方向で詰める。(共同)
 

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