【独自】「世界初の水素発電ホテル」がレタス栽培 ロビーに工場出現

2020年11月25日 06時00分

ホテルのロビーの一角に設けられたリーフレタスを栽培する工場=24日、川崎市川崎区で

 京浜工業地帯にある川崎キングスカイフロント東急REIホテル(川崎市川崎区)の1階ロビーに24日、水素発電でリーフレタスを水耕栽培する工場がお目見えした。最初の収穫は来月末の見通し。年明けにもビュッフェなどで提供を始めるという。

使用済みプラスチックから水素、客室の電気にも

 2018年開業の同ホテルは「世界初の水素ホテル」。化学メーカーの昭和電工川崎事業所(川崎区)が使用済みプラスチックを分解して水素を取り出し、長さ約5キロのパイプラインで供給。水素はホテル敷地内の燃料電池で電気や熱に変換され、客室などで利用されている。
 新たな取り組みとなった植物工場では、リーフレタスに赤と青の光を交互に照射する電力などに水素を活用。先端技術により高速栽培が可能で、育苗から約1カ月で収穫できるという。
 今回関わった植物工場設置会社のグリーンテック&ラボ(東京都豊島区)は「作付面積はわずか3平方メートル。1日に10~12株の収穫が目標」と説明する。今後は食用花やハーブなどの栽培も検討している。
 このホテルでは、ビュッフェなどの食品廃棄物をバイオガス発電施設に運び、その電力をホテルで使う取り組みも始めた。水谷徳之のりゆき総支配人は「SDGs(持続可能な開発目標)を実践し、泊まるだけでエコなホテルを目指したい」と話している。(石川修巳)

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