<座間事件裁判>白石被告「今も恨んでいる」 被害者遺族に向けた言葉

2020年11月25日 07時49分

公判が開かれている東京地裁立川支部

 神奈川県座間市の男女9人殺害事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が24日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であった。被告人質問で白石被告は一部の被害者に関し「申し訳ないことをした」と述べた。公判は25日に最後の被告人質問があり、26日には論告求刑・最終弁論が行われる。
 白石被告は犯行時に被害者の気持ちを考えたことはないとした上で、公判で遺族の証言などを聞いて考えが変わったと供述。最初の被害者となった神奈川県の女性=当時(21)=や6人目の福島県の女子高生=当時(17)=、9人目の東京都の女性=当時(23)=について「殺す必要はなかった。まじめに口説いて付き合えば良かった」などと振り返った。
 5人目の埼玉県の女性=当時(26)=と遺族には「お子さんのこれからを思うと申し訳ない」と述べた。同時に、他の女性被害者については「深い印象は残っていない。遺族に対しては、面識がないので調書や証言を聞いても特に思うところはない」と話した。事件発覚の端緒となる行方不明届を出した9人目の被害者女性の兄には「逮捕の直接の原因なので今も恨んでいる」と語った。(林朋実)

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