外環道工事ルート上に新たな空洞 調布市、国とNEXCOに調査拡充など要請

2020年11月25日 06時37分

市道でのボーリング調査で二つ目の空洞が見つかった現場。空洞は長さ27メートルあり、市道を含め両脇の住宅の真下にも及んでいた(22日撮影)=調布市東つつじケ丘で

 東京外かく環状道路(東京外環道)のトンネル工事ルート上にある調布市東つつじケ丘の住宅街で新たな空洞が見つかった問題を受け、市は二十四日、外環道の建設事業を進める国土交通省と東日本高速道路(NEXCO東日本)など三者に、市議会と連名で要請書を提出した。十月十八日の市道陥没後に行った緊急要請に続く第二弾。
 要請は三項目で、(1)陥没や空洞と地下トンネル工事の因果関係を探るボーリング調査や音響トモグラフィーと呼ばれる調査の追加実施(2)地域住民の不安を和らげるため「現場事務所」の開設や相談窓口の設置(3)広く(住民の)緊急避難を要する事象が起こることを想定した対応−を求めている。
 新たな空洞は、ボーリング調査で二十一日に見つかった。これに先立ち、この市道ではNEXCO東日本がレーダー探索車を使って地下の空洞の有無を調べたが、発見には至っていなかった。要請書はレーダーの届く範囲が浅いことを踏まえ、ボーリング調査などの地点数の拡大を求めた。NEXCO東日本は調査期間は十二月中旬ごろまでとしているが、長期化は避けられなくなった。
 調布市の長友貴樹市長は二十四日の定例記者会見で「陥没に続き、二回も空洞が見つかるという重大な展開をたどっている。住民の不安はますます増大している」と危機感を示した。 (花井勝規)

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