個人で労働組合に加入し抵抗 「アリ地獄天国」 来月4日まで横浜でアンコール上映

2020年11月25日 06時42分
 劣悪な労働環境の改善を求めて闘った会社員を描いたドキュメンタリー映画「アリ地獄天国」が、横浜シネマリン(横浜市中区)でアンコール上映されている。十二月四日まで。土屋トカチ監督(49)=横浜市緑区、写真=は「新型コロナウイルスの流行で雇用環境が悪化している。おかしなことに対して声をあげるきっかけになれば」と話す。 (米田怜央)
 映画は、大手引っ越し会社に勤める三十代男性に三年間密着。男性はかつて地域トップの成績を出した営業職だったが、営業車で交通事故を起こし、会社から請求された弁済に異議を唱えたことで「シュレッダー係」に配置転換される。賃金は半減し、懲戒解雇にまで追い込まれるが、個人で加入した労働組合とともに抵抗を続ける。
 土屋監督は「仕事で苦しんでいる人はたくさんいると思う。助けを求めれば力を貸してくれる人がいると知ってほしい」と訴える。

映画「アリ地獄天国」のワンシーン いずれも(C)映像グループ ローポジション

 上映時間は二十七日までは午前十時から、二十八日は午後七時十分から、二十九日からは午後六時五十分から。二十九日は上映後にトークイベントがある。映画配給会社の社長からパワーハラスメントを受けたとして損害賠償請求訴訟を起こした元従業員と土屋監督が登壇する。オンライン配信もあり、チケットは千八百円。購入は「アリ地獄天国」のホームページ https://www.ari2591059.com/ から。

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