菅首相「桜」再調査を拒否 「私は知る立場にない」 捜査中を理由に説明避ける<桜を見る会問題>

2020年11月25日 22時54分

衆院予算委で、閣僚席後方に控える秘書官(右)を呼び寄せる菅首相

 衆参両院の予算委員会は25日、それぞれ集中審議を行った。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日の夕食会の費用を一部負担していた疑惑を巡り、菅義偉首相は東京地検特捜部が捜査中であることを理由に、詳しい説明を避けた。首相在任中の虚偽答弁の可能性が指摘される安倍氏への聞き取りや、桜を見る会の運営に関する政府の再調査を否定した。
 安倍氏はこれまでの国会審議で、夕食会の費用について「会場のホテル側が設定し、事務所が補塡ほてんした事実は全くない」と説明した。官房長官時代に同様の見解を繰り返した首相は、当時の対応に関し「安倍首相が答弁した内容を確認し、答弁した。平仄ひょうそくを合わせたのは事実だ」と述べた。
 首相は「安倍前首相の関係団体のことで、私自身は具体的な事実関係について知る立場にない」と釈明する一方、「事実が違った場合は私にも答弁した責任があるから対応する」と語った。参院予算委で立憲民主党の福山哲郎幹事長に答えた。
 共産党の田村智子参院議員は、首相主催の「桜を見る会」に安倍氏の支援者が多く招かれていたことを踏まえ、招待枠が拡大した経緯などについて再調査を要求。首相は「必要な調査をすでに行い、国会にも説明してきた」と拒んだ。
 各予算委に先立つ理事会では、立民など野党が安倍氏の参考人招致を求めたが、与党側は応じなかった。(木谷孝洋)

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