ロシアのコロナワクチン、接種1回10ドル未満 有効性や安全性を疑う声も 

2020年11月26日 05時50分

新型コロナウイルス(NIAID提供)

 【モスクワ=小柳悠志】ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」について、政府系「ロシア直接投資基金」は24日、接種1回当たり10ドル(約1050円)未満で外国に供給する予定だと発表した。
 新型コロナのワクチンは米製薬大手ファイザーなども開発中だが、同基金のドミトリエフ総裁は「他国のワクチンと比べて半額で接種できる」と説明した。有効性はファイザーと並ぶ95%としている。
 ロシア政府は欧米製よりも低価格に設定し、各国での利用を促して市場を開拓する狙いとみられる。国内向けの接種は無料とする。
 同基金によると、来年以降、ブラジルやインド、ベラルーシなど20カ国余りで5億人分のワクチンを供給する計画。
 スプートニクVは8月、世界初の新型コロナワクチンとしてロシア政府が承認したが、承認の際には最終段階の臨床試験(治験)は終わっておらず、有効性や安全性を疑う声も出ている。

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