<新型コロナ>クラスター防止へ情報共有 高齢者施設で多発 県が緊急会議

2020年11月26日 07時42分

感染管理認定看護師からクラスター対策を聞く施設関係者=さいたま市浦和区で

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が高齢者施設で多発していることを受け、県は二十五日、さいたま市で福祉施設関係者向けの緊急会議を開き、約三十人が出席した。
 会議では県のクラスター対策班(コブマット)に参加する専門の看護師が講演し、「認知機能の低下で指示が通らない人、動き回る人がいる。ウイルスを施設に持ち込まない、広げないことが大切」「入所者に触れる前に全員が手指消毒を」など注意点を挙げた。
 また、入所者と職員計五十六人が感染した、川口市の特別養護老人ホーム「リバー・イン」の関係者が状況を報告した。
 報告によると、十月下旬に入所者が発熱したが、基礎疾患でも同様の症状があったため、新型コロナの感染を疑わなかったという。職員はマスクをしていたが、ガウンやフェースシールドを着けていなかったため濃厚接触者と認定された職員もおり、最終的に三十一人に上った。一時は全職員の三分の二が出勤できず、グループ施設などから職員の派遣を受けて施設を運営したという。
 県によると、県内では二十三日までに百三十二の高齢者施設で計四百五十人が感染。感染者が五人以上の施設は十九あり、十月以降に発生が集中した。
 県は高齢者施設の対策を強化し、二十七日〜十二月二十五日に県所管の千六十六施設を一斉巡回する。また、県内四カ所の福祉事務所に福祉施設専用の二十四時間コロナ対策相談窓口を設ける。 (飯田樹与)

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