極東は「マンモスラッシュ」 象牙の代わりに牙5トン密輸か、住民逮捕

2020年11月26日 14時00分

押収されたマンモスの牙=ロシア内務省公表の動画から

 【モスクワ=小柳悠志】ロシアの治安当局は24日、約1万年前に絶滅したとされるマンモスの牙5トン弱を不正に国外に持ち出そうとしたとして、極東サハ共和国の住民2人を逮捕したと発表した。
 ロシア通信によると、当局が押収した牙は折れたものを含めて900本近くあり、時価6200万ルーブル(約8600万円)に相当するという。
 北極に近いサハ共和国では、冷凍状態のマンモスが地中から産出し、国際的に取引制限されている象牙に代わって装飾品や民間医薬品として重宝されている。
 現地報道によると、中国への輸出量は合法的なものだけで年間100トンに達し、闇市場を通じて流れる量はその2倍と推定される。牙の採掘は住民の収入源となっており、ゴールドラッシュにちなんで「マンモスラッシュ」と呼ぶ向きもある。

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