トランプ氏、退任目前で側近フリン元補佐官に恩赦

2020年11月26日 13時36分

フリン元米大統領補佐官(左)=AP

 【ワシントン=岩田仲弘】トランプ米大統領は25日、2016年の米大統領選にロシアが介入した「ロシア疑惑」を巡り、偽証罪などに問われたマイケル・フリン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に恩赦を与えた、とツイッターで明らかにした。
 トランプ氏は、7月には同じ疑惑で実刑が確定した盟友ロジャー・ストーン氏の刑を免除している。大統領選の敗北で来年1月の退任が迫る中、自らの疑惑を巡る側近に対する相次ぐ便宜に野党・民主党から批判が強まるのは必至だ。
 フリン氏は当初は罪を認めて司法取引を交わしたが、今年1月に「検事にだまされた」と無実を主張。トランプ氏に近いバー司法長官が捜査の見直しを指示し、司法省が5月にフリン氏の起訴取り下げを申請したため、その是非が問題化していた。ホワイトハウスは25日の声明で、恩赦の理由について「フリン氏は起訴されるべきでなかったからだ」と主張した。
 捜査報告書によると、フリン氏は17年1月のトランプ政権発足直前に、オバマ前政権の対ロ制裁について当時の駐米ロシア大使と電話で協議。しかし補佐官就任後、ペンス副大統領や連邦捜査局(FBI)に「話していない」と虚偽報告したため、就任3週間余りで事実上解任され、同年12月に当時のモラー特別検察官に起訴された。

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