「安倍前首相の秘書が案里被告陣営の応援に」 河井元法相の秘書が証言

2020年11月26日 12時29分
東京地裁

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 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(57)の公判が26日、東京地裁で開かれた。克行元法相の公設第2秘書光元博美氏が証人として出廷。元法相の妻で参院議員の案里被告(47)の陣営に安倍晋三前首相の秘書が応援に入り、公示前から多数の支援者を回っていたと証言した。
 参院選で自民党本部は広島県連の反対を押し切って案里議員を公認し、夫妻側に計1億5千万円を入金した。検察側は、陣営が党本部から多額の援助を受け、事前運動を熱心に進めていたとみている。
 光元氏によると、昨年5月、安倍前首相の秘書が、元法相の後援会関係者を訪れ「案里さんへの応援をお願いします」と呼び掛けた。回り先は3日間で百数十カ所に上った。元法相は逐一、活動状況の報告を求めてきたという。
 元法相は今年9月に弁護人を解任して公判が中断し、改めて弁護人を選んだ後、今月4日に審理が再開した。地裁は今後、現金を受領した地元議員らの尋問を進める。
 起訴状によると、案里議員への集票を依頼し、地元議員ら100人に計2900万円余りを配布。案里議員は、うち5人の計170万円分について共謀したとされる。(共同)

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