<座間事件裁判>白石被告に死刑を求刑 検察「前代未聞の残虐、万死に値」

2020年11月26日 23時07分
 神奈川県座間市で2017年に男女9人が殺害された事件で、強盗強制性交殺人罪などに問われた無職白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が26日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれ、検察側は「前代未聞の猟奇的かつ残虐で非人間的な犯行。欲望の充足のみを目的とし、9人の命を奪ったことは万死に値する」として、死刑を求刑した。判決は12月15日に言い渡される。(沢田千秋)

東京地裁立川支部

 論告によると、白石被告は「女性のひもになって楽して暮らしたい」「自殺願望のある女性は口説きやすい」と考え、ツイッターで女性を物色。17年8月下旬、神奈川県厚木市の女性会社員=当時(21)=を、自宅アパートで首を絞めて失神させて暴行後、ロープで首をつって殺害し所持金などを奪った。
 さらに、証拠隠滅のため遺体をバラバラに切断し、一部をごみとして捨て、頭部は室内のクーラーボックスに保管。同様の手口で、同年10月までに男女8人を次々と殺害した。
 白石被告は起訴内容を全面的に認め、動機について「金を引っ張れないと分かると殺した」「失神した女性をレイプすることに興奮した」と法廷で述べた。
 弁護側は最終弁論で「白石被告の部屋で被害者が自ら酒と薬を飲んだのは、被告の手を借り自分の命を絶つためだった」と承諾殺人罪の適用を訴え、死刑回避を求めた。検察側は「被害者は必死に抵抗しており、殺されることを明確に拒絶していた」と反論した。

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