貧困ジャーナリズム賞、本紙記者が受賞

2020年11月26日 21時29分
 貧困問題について優れた報道を表彰している市民団体「反貧困ネットワーク」(代表世話人・宇都宮健児元日本弁護士連合会会長)は26日、今年の貧困ジャーナリズム大賞などを発表し、東京都内で授賞式を開いた。足立区が不十分な調査で男性の生活保護を廃止した問題を報じた東京新聞社会部の中村真暁記者に貧困ジャーナリズム賞を贈った。
 団体は「区は当初、非を認めなかったが、真実の背景のスクープが謝罪につながった」と評価。中村記者は、「新型コロナの影響で困窮する人が増える中、一人一人の生存権が守られるよう、声なき声に耳を傾けていきたい」と述べた。
 関連の記事は10、11月に東京新聞社会面などで掲載。区は報道後、生活保護廃止が誤っていたとして男性に謝罪、廃止を取り消した。
 大賞には80代の親が50代の子の面倒を見て生活困窮に陥る「8050問題」を取材した沖縄タイムスの篠原知恵氏ら、特別賞にコミック「虐待父がようやく死んだ」の漫画家あらいぴろよ氏、映画「子どもたちをよろしく」の監督隅田靖氏が選ばれた。貧困ジャーナリズム賞はほかに9件が選ばれた。

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