かわいい「ミミズク土偶」出土 岩槻・真福寺貝塚 あす見学会で披露

2020年11月27日 07時41分

顔から胸にかけての部分が出土した「ミミズク土偶」(市教委提供)

 縄文後期以降につくられ、関東南部での発見が多い「ミミズク土偶」がさいたま市岩槻区の国指定史跡「真福寺貝塚」で出土した。破損していて顔から胸の部分のみだが、市教育委員会の担当者は「出土場所・状況が明確で保存状態もよく、学術上の価値が高い」としている。二十八日の発掘調査現地見学会で披露される。
 市教委文化財保護課によると、出土部分は幅一〇・五センチ、長さ十三センチ。表と裏に赤い顔料のあとがある。土偶は故意に壊して利用したとの説もあり、全身の発見はまれ。この土偶は耳や四肢がないが、顔と胴体の残存状況は良いという。
 真福寺貝塚は大正時代に発掘が始まり、一九二六年ごろ、その後に重要文化財(重文)に指定された別のミミズク土偶(東京・国立博物館蔵)も見つかった。今回の土偶は約三千百〜三千年前の地層から出土し、顔の表現などから重文の土偶より新しいとみられる。
 現地見学会は二十八日午前十時からと午後一時半からの二回を予定。申し込み不要で現地に直接集合する。問い合わせは同課=電048(829)1724=へ。詳しい地図は市HP「真福寺貝塚調査最前線」のページなどで参照できる。 (前田朋子)

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