「世界の記憶」登録3周年の上野三碑 高崎・多胡碑記念館で企画展

2020年11月27日 07時40分

金井沢碑に関係する古代豪族や仏教の資料が並ぶ会場=高崎市の多胡碑記念館で

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された古代石碑群「上野(こうずけ)三碑」(高崎市)の登録三周年を記念した企画展「金井沢碑の遺産 古代豪族と仏教」が、同市吉井町の多胡(たご)碑記念館で開かれている。碑文から読み取れる古代豪族の存在や仏教との関係を示す資料百三点を展示。金井沢碑の建立の背景や意義に迫る。十二月六日まで。 (石井宏昌)
 記念企画展は今回が第三弾。登録一周年の二〇一八年に山上(やまのうえ)碑(六八一年)、一九年に多胡碑(七一一年)と建立された順に各碑をテーマに開いてきた。
 同館によると、金井沢碑(七二六年)は地域の豪族が建立し、碑文からは仏教による豪族間の結び付きや家族関係、当時の「国郡郷里制度」「戸籍制度」などが読み取れる。
 碑に刻まれた「羣馬(くるま)」は県内では「群馬」が初めて表れた重要な資料で、会場では拓本で見ることができる。豪族が使用した私印の実物も展示。今、政府の「押印廃止」方針で話題になっているハンコの歴史にも触れられる。地域豪族に関連する紡錘道具や土器、県内の代表的な古代寺院の資料も紹介する。
 同館の担当者は「古代や三碑を身近に感じてもらえるよう心掛けた」と話す。
 入館無料。期間中の日曜に展示解説会を開く。各回定員十人で前日までに予約が必要。問い合わせは同館=電027(387)4928=へ。

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