衆院委員会でタブレット使用解禁 でも通信は禁止って…OECD加盟国の8割以上は国会で使用

2020年11月27日 20時24分

衆院安全保障委員会で、発言席にタブレット端末(右下)を置いて質問する立憲民主党の本多平直氏

 衆院の委員会で原則、認められていなかったタブレット端末の使用が試行的に解禁され、野党議員が27日の安全保障委員会で質疑に活用した。デジタル化やペーパーレス推進を目指す国会改革の一環だが、通信の遮断が条件のため、使い勝手の悪さを指摘する声も聞かれた。

◆デジタル化、ペーパーレス推進目指して

 安保委では、立憲民主党の本多平直議員が机上に置いたタブレット端末の画面を見ながら、防衛省OBの天下りの実態などを岸信夫防衛相にただした。質問後は取材に、手元の資料を探さなくてすむなど「便利になった」と話す一方、課題については「送受信禁止なので、自分の作った資料にアクセスできない」と語った。
 タブレット端末の試行的な使用解禁は、24日の衆院議院運営委員会で決まった。ただ、携帯電話の使用を禁じる申し合わせなどを踏まえ、事前に各委員会の理事会で合意を得ることや、通信機能を使わないことなどを条件とした。今後、本格的な導入が進めば、大量の資料を用意して持ち込む官僚の負担軽減につながる期待もある。
 衆院事務局の昨年10月の調査によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち83%にあたる議会(国会)がタブレット端末の使用を容認している。(市川千晴)

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