等身大の演技で挑む 県高校演劇発表会 柏で開幕
2020年11月28日 07時28分
千葉県内の高校演劇部が競う「第73回県高校演劇研究中央発表会」(東京新聞千葉支局後援)が27日、柏市民文化会館で始まった。県内12地区の予選を勝ち抜いた14校が参加。上位3校が来年1月に同会館で開かれる関東大会に出場する。29日まで。
初日は茂原、四街道、志学館、船橋芝山の4校が出演。四街道の「トシドンの放課後」は、集団生活になじめず、級友たちと別室で自習する生徒2人と教師のやりとりを描く。最初はソリの合わなかった2人が互いを知り、心を通わせていく筋立て。「普通とは何か」「自分と向き合うこととは」を問い掛け、等身大の演技に客席から拍手がわいた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出演者らはマスクを着用して演技に臨んだ。
主催の県高校文化連盟演劇専門部会の会長を務める千葉日大一の村中隆宏校長は「コロナ禍で社会、学校生活が制限を受ける中、生徒たちは表現の機会がないことに悩んできた。工夫しながら進んできたみなの思いをぶつけ、発表会を成功させてほしい」と話した。
28、29日は5校ずつが公演、いずれも午後0時20分に開場する。 (堀場達)
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