指さしで国際交流 「多言語コミュニケーションシート」県作成 災害発生時にも活用

2020年11月28日 07時28分

指さしで会話ができる多言語コミュニケーションシート。災害発生時にも活用できる=県庁で

 千葉県は、観光業で働く人々や外国人観光客が指さしだけで会話できる「多言語コミュニケーションシート」を作成した。英語、中国語、韓国語、タイ語に対応し、新型コロナウイルス感染防止対策や災害発生時にも活用できる。東京五輪・パラリンピック開催を控え、観光客受け入れ環境整備に一役買いそうだ。 (鈴木みのり)
 作成のきっかけは昨年九月の台風。電波が届かないためスマホが使えず、外国人が移動手段の情報などを得られない例があったという。そこで、「通信が途絶えても使える紙媒体で」とシート作成を考案し、今年十月に完成させた。
 シートは、「タクシー」「バス」「宿泊施設」「飲食施設」「物販」の各場面を想定した五種類。使用が予想される単語やフレーズを外国語と日本語併せて記載し、指で示すだけで会話ができるようにした。日常で使うフレーズのほか「現在、地震が起きています」「お会計は間隔をあけてお待ちください」など、災害時や新型コロナウイルス感染防止対策に使用されるものもある。
 英語版二万七千部は、県タクシー協会や県飲食業生活衛生同業組合などに配布した。専用サイトで言語や二百二十八種類のフレーズを利用状況に合わせて変更し、独自のシートを作成できる。
 県観光企画課の担当者は「指さしなので、飛沫(ひまつ)飛散防止にもつながる」と指摘。「シートを通して、親切で丁寧なおもてなしにつなげたい」と話した。

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