コロナ抗体保有率が乗客全員同じ… ロシアの検査で不正か、中国行きフライトがキャンセルに

2020年11月28日 21時00分
 【モスクワ=小柳悠志】ロシア・モスクワから中国河南省鄭州に向かう旅客便で、乗客190人が提出した新型コロナウイルスの抗体検査に不正疑惑が持ち上がり、運航がキャンセルになった。在ロシア中国大使館が26日発表した。
 中国大使館によると抗体検査は、運航するロシアのイカル航空が手配。本来ばらつきがあるはずの抗体保有率の数値が乗客全員、まったく一緒だったのを不審に感じた中国側の問い合わせに、検査したとする病院は合理的に説明できなかったという。中国大使館は「信頼性がない」と判断、便の運航を拒否したもようだ。
 モスクワでは平均2000ルーブル(2740円)を出せば、検査なしで陰性証明書を受け取れるビジネスが横行。提出先からの問い合わせに、病院が電話で対応するアフターサービス付きのプランもある。
 ロシアでは11月に入って感染が急拡大しており、27日に発表された1日当たりの新規感染者は2万7500人余りで過去最高を更新した。

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