<各駅停車>適度な緊張感を

2020年11月29日 07時11分
 季節が冬へと向かい、新型コロナウイルスの感染者がまたも増え始めた。欧米で勢いを盛り返してきたというニュースが流れてきてから間もなくだった。ウイルスへの根本的な対抗策がない以上、寒くなればまたぶり返すだろうと覚悟はしていた。だが、いざとなると不安なものだ。
 それでも「緊急事態宣言」が出されるなどした春先に比べれば、世間は極めて冷静な気がする。マスクやアルコール消毒液が店頭から消え、ガーゼまで品薄になる騒ぎになったのが遠い昔のようだ。むしろ、「日本ではそんなに増えないのではないか」などといった楽観論が聞こえるようになってきたのが気になる。
 むろん、恐れすぎて悲観的になりすぎてはいけない。ただ、緊張感が緩みすぎるのもまたいただけない。マスクの着用や手指の消毒など感染予防策をしっかり講じ、多人数の会食を控えるなど、適度な緊張感こそ肝要。いまは耐えるしかない。(渡部穣)

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