富士山の登山、山小屋組合「来夏こそ山開きを」 新型コロナの感染対策、静岡県に支援要望

2020年11月29日 10時00分

難波喬司副知事(右)に要望書を手渡す渡辺尚俊組合長=県庁で

 新型コロナウイルスの影響で今夏、閉山された富士山の来年の山開きに向け、富士山表富士宮口登山組合や富士山御殿場口山内組合などが、静岡県の難波喬司副知事に、感染防止対策への支援を求める要望書を手渡した。(高橋貴仁)
 要望内容は、「山小屋やバス、タクシーの交通事業者が実施する感染予防対策への助成」や「二合目の水ケ塚駐車場での検温体制の整備」、「千円の富士山保全協力金を、土日祝日は二千円に値上げする」など。協力金の値上げは、土日祝日の登山者を平日に分散させ、密を避ける狙いがあるという。
 難波副知事は「要望を参考にし、どのような対策が必要か検討したい」と話した。要望書を手渡した富士山表富士宮口登山組合の渡辺尚俊組合長は「山小屋単独の対策では限界がある。関係者と協力しながら対策を考えたい」と話した。
 今夏の富士山は、新型コロナの感染予防対策が取れず、開山が見送られた。現在、県や関係者が来年の山開きに向け、対策などを協議している。この日の要望には両組合のほか、富士急静岡バスや、商業組合県タクシー協会富士・富士宮支部、同タクシー協会御殿場・裾野支部も参加した。

登山者でにぎわった富士山=2019年8月26日、富士宮口8合目付近で


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