芝山をサイクルツーリズム拠点に 本格始動第1弾 ラック組み立て

2020年11月29日 10時06分
 成田空港に隣接する芝山町が、スポーツ自転車で中長距離を走る愛好家を呼び込むことで地域経済を活性化させることを掲げ、サイクルツーリズムの拠点として本格的にアピールするための環境整備に乗り出した。町内で十八日、関係者約三十人が参加してサイクルラックを組み立てるワークショップがあった。

サイクルラックを組み立てる参加者=芝山町で

 町は二年前、千葉大に委託してサイクルツーリズムの実証研究を始めた。昨年十二月には芝山千代田駅近くで、拠点の役割も担う「成田空港温泉空の湯」が開業。併設するスポーツ自転車専門のレンタル店の調査では、利用者の30%が東京都、14%がその他の県外から来訪するなど誘客効果が確認された。
 サイクルラックは、自立用のスタンドがないロードバイクなどの駐輪のためサドルを引っかける設備。本格始動の第一弾として開催したワークショップでは、参加者が木材に防腐剤を塗って乾かし、ブラケットにはめ込んでねじで固定し、高さ一・一メートル、幅一・八メートルで最大五台を駐輪できるラックを組み立てた。
 町は完成した二十基を見本として町内に置いて自転車愛好家に歓迎のメッセージを発信するとともに、観光施設やコンビニ、飲食店などに自主的な設置を呼び掛ける。参加者からは「新型コロナの影響もあり、集客のためなら何でもやらなければならない。すぐにでもラックを設置したい」と前向きな声が聞かれた。
 実証研究に携わった千葉大の地域コーディネーター阿部厚司さんは「飛行機の真下を自転車で走る感覚はサイクリストにとって新鮮で楽しく、汗をかくので温泉との親和性も高い。横芝光町や山武市と連携し、ラックの設置場所を共通のロゴマークで告知すれば認知度が高まり、繰り返し訪れてもらえるようになる」と話した。 (小沢伸介)

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