クリーニングタグがノートに!? 文具ベンチャーが開発 フェーズフリーの考え周知に期待

2020年12月1日 05時50分

「社会で必要とされる商品を提案したかった」と話す高木芳紀さん=いずれも東京都府中市で

 水害に遭っても、このノートなら溶けず、文字も消えません。クリーニング店が持ち主を管理するために付けるタグの紙を使った耐水ノート「ウキウキノート」を、ベンチャー文具メーカー「ノウト」(東京都府中市)と、兵庫県内の会社が共同開発しました。

◆日常と水害時で使える

ノートはぬれても自然乾燥やアイロンがけで再び使える

 本紙に情報を寄せたノウト代表取締役の高木芳紀さん(49)は今春、同県のクリーニングタグ印刷会社とノベルティーグッズメーカーから「漁協の記念品として作る水にぬれても使えるノートを、一般向けに販売したい」と相談されました。思いついたのが「日常と水害のような非日常の両方で役に立つ『フェーズフリー』の文具」でした。ノウトでデザインを考え、2社の技術を生かして2カ月ほどで完成しました。
 ノートはA5判40枚全80ページ。クリーニングタグを薄くした紙を使い、水にぬれても溶けないそうです。水性ペンを使わない限り、書いた文字も残ります。セットで使えるツイード柄のビニール製カバーは、内部に気泡緩衝材を入れているため水に浮きます。

◆1月中旬に発売

 「終活ノートや、筆跡が残る手記など大事な1冊として使ってもらいたい。文具を通じてフェーズフリーを知るきっかけにしてほしい」と高木さん。ノートとカバーをセット(税抜き3000円、送料別)で1月中旬からノウトのサイトで発売します。ノートのみも販売予定。問い合わせはメール=info@nouto.co=へ。(畑間香織)
高木さんがノートを洗濯機で洗った動画をYouTubeで公開している。
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