米のコロナ対策、東西で差くっきり ロスは集会禁止、NYは保護者の声に押され…

2020年12月1日 06時00分
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】新型コロナウイルス感染者が世界最多の1300万人を超える米国で、人口が密集する大都市が感染抑制と社会活動の維持で試行錯誤している。西部ロサンゼルス市などは新たに他世帯の住民との集会を禁止するなど制限を強化。一方、東部ニューヨーク市は再閉鎖した公立学校を再開する。

11月19日、米ロサンゼルスで、新型コロナ患者を治療する医療従事者ら=AP

◆都市封鎖以来の厳戒態勢・ロス

 ロサンゼルス市を含む人口約1000万人のカリフォルニア州ロサンゼルス郡は、先月30日から12月20日まで、同一世帯で暮らす人以外との集まりを、屋内外を問わず禁止。憲法で保護された宗教的奉仕や抗議デモ、学校などは例外とするが、3月の都市封鎖以来の厳しい措置となる。
 同郡では現在、コロナによる入院患者が1893人で1カ月前の2.5倍で、累計の死者は7604人。保健当局は「感染の急増を食い止めるためには、今すぐ集団的に(規制に)動くことが不可欠だ」と警告する。

◆陽性率変わらぬまま幼稚園、小学校を再開・NY

 一方、公立学校の対面授業を先月19日に中止したニューヨーク市は、12月7日に幼稚園と小学校から再開する方針を発表した。
 デブラシオ市長は、対面授業の中止を決めた際に「コロナ検査での陽性率が基準の3%を超えたため」と説明したが、現状でも陽性率は3%超。学校閉鎖後、仕事に行けなくなった保護者らの抗議デモが起きたことなども考慮し、今回は基準を事実上放棄した形だ。

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