「桜を見る会」安倍氏の国会招致、菅首相は慎重姿勢

2020年11月30日 21時36分

「桜を見る会」で乾杯をする安倍首相(当時、最後列右から2人目)=2019年4月13日、新宿御苑で

 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会の費用を一部補填していた疑惑を巡り、菅義偉首相は30日の参院本会議で、野党から安倍氏の国会招致を求められたのに対し「行政府の長として答えを差し控える」と述べ、慎重な姿勢を重ねて示した。官房長官として事実と異なる答弁を繰り返したとの指摘には「誠実に行ってきた」と反論した。
 安倍氏は、夕食会に関して首相在任中、自身の政治団体に収入と支出が発生しておらず、会場のホテル側から明細書などを受け取っていないなどと説明していた。
 これについて、共産党の山下芳生氏は本会議で「安倍氏は1年にわたって国会でうそをついていたことになる」と批判。国会審議で同様の見解を繰り返していた首相の「責任も重い」などと追及した。
 首相は、安倍氏を参考人や証人として招致することについて「国会の運営は国会が決めること」と述べるにとどめた。官房長官時代を含めた自身の答弁に関しても、必要に応じて安倍氏に確認をしており、問題はないとの考えを強調した。
 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を巡り、首相は政府の観光支援事業「Go To トラベル」の抜本的な見直しに否定的な見解を改めて示した。感染拡大について「Go To トラベル事業が主要な原因であるとのエビデンス(証拠)は現在のところ存在しない」と強調した。(横山大輔)

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