群響の灯、絶やさぬ 21年度定期演奏会プログラム 前橋出身の菊池さん初出演

2020年12月1日 07時13分

菊池洋子さん((C)Yuji Hori)

 群馬交響楽団は高崎芸術劇場(高崎市栄町)で開く二〇二一年度の定期演奏会プログラムを発表した。来年四月〜二二年三月に計十回開催する。うち五回は新型コロナウイルスの影響で中止になった一九、二〇年度の定演五公演のリバイバルで、群響事務局は「万全の感染防止対策を行いながら、芸術文化の灯を絶やすことなく群響の音楽を届けていく」としている。 (石井宏昌)
 リバイバル公演は来年四、五、十月と二二年一、二月の演奏会。四月十七日は、中止公演からソリストを変更。前橋市出身のピアニスト菊池洋子さんが定演初出演する。
 十月三日は群響ミュージックアドバイザーの小林研一郎さん指揮。曲目を一部変更し、独奏者三人が必要なために生で聴く機会が少ないベートーベンの三重協奏曲を披露する。ブラームスの交響曲第一番では「炎のコバケン」と呼ばれる小林さんの情熱的な指揮ぶりも注目。

小林研一郎さん((C)山本倫子)=いずれも群響事務局提供

 二二年二月二十七日はマーラーの交響曲第二番「復活」。コロナ禍でリハーサル初日を終えたところで中止が決まった二〇年二月公演の再演で、群響合唱団の「復活」第一歩になる。
 渡航制限などで外国から指揮者や演奏家を呼べない状況が続く中、来年九月十八日はオランダ人指揮者ユベール・スダーンさんが登場。海外からの出演は一九年十月以来になる。十一月二十日は井上道義さん指揮で日本人作曲家の楽曲をそろえた。このほか七月に太田市で東毛定期演奏会、二二年三月に東京公演(墨田区)を開く。
 小林さんは「コロナ禍で音楽家だけでなくたくさんの人々が厳しい状況だが、群響の演奏によって心の癒やしやエネルギーにつながればと思う」とコメント。来季に向け「オーケストラの魅力を感じられる壮大なプログラムとなっている。観客の心に寄り添い、クラシック音楽の魅力や素晴らしさを伝えていきたい」とメッセージを寄せた。
 問い合わせは群響事務局=電027(322)4316=へ。

関連キーワード

PR情報

群馬の新着

記事一覧