秦野ドリームス初優勝 高円宮賜杯第40回記念全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント神奈川県大会 神奈川県野球連盟主催

2020年11月12日 01時54分
 神奈川ナンバーワンを競う「高円宮賜杯第40回記念全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント神奈川県大会」(神奈川県野球連盟主催)は10月24日、横浜市の俣野公園・横浜薬大スタジアムで準決勝と決勝が行われ、決勝では秦野ドリームス(秦野市)がパークシティクーガーズ(川崎市)を下して初優勝した。港南西洗ヤングスターズ(横浜市)と三田フレンズ(厚木市)が3位だった。(鈴木秀樹)
 ▽決勝
パークシティクーガーズ
    0000000|0
    301402x|10
秦野ドリームス
(パ)塚本駿、安藤弘盛、中田優希−大野紘也
(秦)前田幸大、吉川蒼生、橋元太雅−林駿之介
【本塁打】前田2(秦)

[photo] 応援席へのあいさつの後、帽子を高く放り上げる秦野ドリームスナイン=いずれも横浜市の俣野公園横浜薬大スタジアムで


鮮やかな完封劇 打線も波に乗る


 選手たちの放り上げた帽子が、秋の空高くに舞った。大会初制覇。秦野ドリームス・橋元秀彰監督が、かみしめるように振り返る。
 「ことしはコロナで集まれない期間もありました。でも、選手同士が励まし合い、自主練習を重ねて乗り切り、ここまできた。試合前、彼らと話したんです。『君たちは、この時のために集まったメンバー。自分たちを信じよう』って」

[photo] 決勝一回裏、秦野ドリームス・前田が左翼に本塁打を放つ


 決勝は、守る一回表、先頭打者の四球でいきなり走者を出しながら、遊直併殺により3人で切り抜けると、「守備でリズムをつくるチーム」(前田幸大投手)の本領を発揮。以降は先発の前田から吉川蒼生(いぶき)、橋元太雅へと、準決勝と同じ継投で六回までをパーフェクトに抑え、最終回に2死から1安打を許しただけの、鮮やかな完封劇で締めくくった。石川健介主将は「全員で守りきり、勝つことができました」と胸を張った。

[photo] 一回裏、2ラン本塁打を打ち、ベンチに迎えられる秦野ドリームス・前田(右)


 攻めては一回、投げる前田本人が「あれで波に乗れた」と振り返る2点ランニング本塁打を放つなど3点を先取。三回に1点、四回には石川主将の適時打などで4点を加え、六回にも前田が2ランで10点。「打つ方は出来過ぎでしたね」と笑う橋元監督だったが、「全国大会中止が決まった春先には一度、彼らも目標を見失いかけましたが、よくここまできた。チームで掲げた『闘心』のスローガンを、見事に示してくれました」とナインをたたえていた。

[photo] 表彰を受ける秦野ドリームスの選手ら


【秦野ドリームス優勝メンバー】
 <10>石川健介(1)橋元太雅(2)林駿之介(3)吉川蒼生(4)柴田峻利(5)川島颯悟(6)米山蒼汰(7)今井結翔(8)前田幸大(9)尾崎櫂音(11)小林早智(12)小清水健生(13)吉田晴(14)林愛栞(15)今井彩翔(17)中島來輝(21)桐山颯和

パークシティクーガーズ準V


[photo] 決勝は敗戦も、見事な戦いで銀メダルを獲得したパークシティクーガーズ


 決勝では敗れたパークシティクーガーズだったが、この日のハイライトはサヨナラで決勝進出を決めた、三田フレンズとの準決勝。足を絡めた巧みな攻めを見せる三田に、一回は中田優希と塚本駿主将の連続二塁打で1点、二回には安藤弘盛の左中間三塁打を足掛かりに1点と、迫力ある長打攻勢で得点した。3−3で迎えた最終七回裏、塚本の左翼ランニング本塁打で試合を決めた。

[photo] 準決勝七回、サヨナラ本塁打を放ち喜ぶパークシティクーガーズ・塚本


 「準決勝は攻め勝てた。うちらしい野球だったと思います」と振り返った箭浪太一監督は「4月から目標にしてきた神奈川一には届きませんでしたが、練習ができなかった春のことを思えば、よくここまで来たと思います」。塚本主将は「最後に負けてしまい悔しい。でも、3位だった新人戦よりも上の成績がとれて良かった。集まって練習できなかったときに、家でトスを上げてくれたお父さんや、チームのみんなに感謝です」と話した。
【パークシティクーガーズ準優勝メンバー】
 <10>塚本駿(0)櫻井潮音(1)崎山大地(2)大野紘也(3)中田優希(4)安藤弘盛(5)篠原琉生(7)永原純星(8)道場詠人(9)大谷拓幹(11)林隼一郎(12)中西泰一(13)佐々木亘玖(14)林康太郎(15)木村純士朗
◆3位コメント

[photo] 3位の港南西洗ヤングスターズ


 ▽港南西洗ヤングスターズ・植村英俊監督「県大会3位はチーム初。選手全員が仲良く、保護者も協力的な、素晴らしいチームになった」
 ▽同・植村公祐主将「最高のチーム。県3位はうれしいし、誇らしい」

[photo] 3位の三田フレンズ


 ▽三田フレンズ・尾形准一監督「ピッチャーはよく投げ、みんなよく守ったが…。ここまで、立派な戦いを見せてくれました」
 ▽同・小宮山一郎主将「最後に負けたのは悔しいけど、好守備でピンチを切り抜けたり、良い試合ができました。チームは強くなったと思う」




 ▽準決勝
秦野ドリームス 4−1 港南西洗ヤングスターズ
パークシティクーガーズ 4−3 三田フレンズ

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