汚れ清める すす払い 鹿島神宮、分散参拝を呼び掛け

2020年12月2日 07時38分

竹で楼門のほこりを落とす神職ら

 鹿嶋市の鹿島神宮で一日、神職やみこが長い竹で一年の汚れを落とす恒例のすす払いの神事があった。今年は新型コロナウイルスの感染拡大に注意しながら、みこらは破魔矢作りなど新年の初詣客を迎える準備を例年通り進めている。
 すす払いは、毎年十二月一日にある。神職やみこ四人が、「オスス竹」と呼ばれる長さ四メートルほどの竹で、国の重要文化財に指定されている楼門(高さ約十三メートル)のほこりを落とした。
 この日は、来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんで、牛が描かれた絵馬を破魔矢に取り付ける作業も始まり、マスクを着けたみこらが丁寧に仕上げていった。破魔矢は年内に一万五千本を作る。
 吉田裕史禰宜(ねぎ)は、牛は困難をしのぐ動物だとして、「今年は、感染症に始まり、感染症に終わった一年だった。感染症との共存生活を粘り強く続けていく必要がある」と話した。
 神宮は例年、三が日に約七十万人が訪れてにぎわうが、新型コロナの感染拡大を受けて、来年の初詣は節分(二月二日)までの分散参拝を呼び掛けている。 (松村真一郎)

絵馬を破魔矢に取り付けるみこら=いずれも鹿嶋市の鹿島神宮で


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